全然大丈夫。

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NYC。
4日目の続きの続き。
(雨)
ミュージカルを後にし、
オーガニックスーパーへ。
ここで、
ボクはひとり、
コスプレショップに忘れてきた傘を取りに行った。
夜10時。
もちろん店は閉まっている。
が、
外に置いてきたので、
パクられてへんかったら
あるやろーと。
店の前に着いた。


が、
そこにはドデカい黒人ラッパーが二人座っている。
えーーーーー!!!
思わず
素通りしてしまう。
とりあえず傘があるかどうかを確認する為、
引き返す。
さりげなく探すも、
ちょーど
そのラッパー達が座っているらへんに置いたから、
どうにもこうにも
傘が見えない。
アカン。
もう一度素通り。
ここで諦めてたまるかと、
もう一度引き返す。
オウ!
マイ!
ガッ!
ケツの下!
ギャングスターのケツの下!
なに座ってんねん!
気付けよ!
異物感あるやろ!
アカン。
もう無理や。。
諦めて帰ろうとしたが、
ここで帰ったら
一生アメリカに頭が上がらん。
そう思い、
もう一度引き返し、
傘を取りに行こうとしたその時。
彼がボクに向かって
ツバを吐いた。
そしてさっきから目の前をウロウロしているジャップに向かって、
もう一人のギャングスタが
爆笑しながらボクに話かけてきた。
「オマエ、ドコに行きたいんだよ?!」

「ノープロブレム。」
笑顔でボクは立ち去った。
完全敗北。
こんな情けない話はない。
みんなの元に戻り、
クロードくん達にはこう言った。
「傘パクられてたわー」
NYC 140909-286

5日目に続く。